台風10号が日本に接近して警戒モードが広まり数日が経ちました
動きが遅い台風10号は、今日30日(金)15時の段階でもまだ四国と九州の間(愛媛県松山市の西約40km)に中心があると見られ、長い期間にわたって日本列島に大雨をもたらしています。
現在、特に九州、西日本で大きな被害が出ています
そして、動きが遅い台風10号は、熱帯低気圧に代わってもある程度の期間は日本列島に大雨をもたらしています
今回の台風は短期間の暴風雨という典型的な台風の被害ばかりではなく
広範囲に大量の雨を待たし国内各所で被害を出しており
場所によっては、 避難勧告が出されたり避難所が開設されたりしています
このような状況になりますと
離れて暮らす年老いた親御さんをお持ちの場合その様子が気になると思います
ましてや、一人暮らしをしていたり、介護が必要な状態であれば
避難が必要な状況なのかという地域の状況もですが
非難すべき親の安全を如何に確保し確認するのかは
大きな負担になると思います
同様に、一人暮らしあるいは老夫婦二人で迎える自然災害と
情報を収集し避難すべきかどうかを判断することを余儀なくされた
親御さんの不安な気持ちはどれほどの最中と思うと心が痛みます
しかし、こんな時こそ
同居や近所への引っ越し、あるいは介護施設への入居を嫌がっていた
離れて暮らす年老いた親御さん移住や、施設への入居を
改めて話し合うチャンスかもしれません
近くで暮らしていれば
災害と家族の状況判断も容易になるし
手助けもしやすくなります
施設に入居してれば大勢のスタッフさんが入居者を全力で守ってくれることでしょう
ただでさえ年老いて様々な不安要素を抱えて暮らしている親御さんが
自然災害でさらに不安になっているところに漬け込むというのも
ちょっと卑怯な方法と言われるのかもしれませんが
歳を重ねるたびに、自分の状況を客観的に評価判断することは難しくなります
生まれ育った町だったり、慣れ親しんだ自宅を離れることは
大きな精神的な苦痛を伴い猛烈に抵抗される事が多いでしょうが
本人も多かれ少なかれ現在の健康状況には不安もあると思います
介護を頑張るのもよいですが、いずれは限界が訪れます
どのような方法がいま必要なのか?は千差万別ですが
介護を必要としている年老いた家族のの事も大切ですが
共倒れにならないためにも、介護者の生活を守るためにも
どこかで割り切って早目の行動が必要なケースも多いのでは無いかと思っています
私の場合は父には不整脈があり年に数回外出中に倒れ入院することが増え
私はそのたびに仕事の都合を無理やりつけて救急に向かうという状況になりました
その時の父の年齢は80代半ば、その数年の間に考えたことは
早めに介護が必要なことを伝え、納得した状態で親をホームに送り出したいという事で
行動を起こすと無事にホームも見つかり、入居までたどり着く事が出来ました
しかし、実際ホームでの生活が始まると、自分の状況が理解できずに
帰りたいと私やホームのスタッフに訴え続けるほど認知症が進んでいました
いわゆる認知症という状態には波があり自分の状況を理解している部分もあったのですが
ホームで暮らす時間はつらいことも多かっただろうと思います
加齢による様々な問題は解消していく可能性は低く
問題は大きくなり回りでさあっせる物の負担は増えていく事は
想像するに難くありません
一度や二度の説得で応じてくれることもないかと思いますが
普段の生活は出来ていても、今回の台風などの自然災害などに直面した際の
安全対策や、サポートの難しさを話し合いながら
いずれは多くの事を手伝ってもらいながら生活することになる事を理解し
最善の方法を選択する話し合いができるうちに進めていく習慣をつけて頂くのも
良い方法ではないかと思います
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