この週末は梅雨明け前とは思えない猛暑となり、
熱中症による救急搬送事例や予防法などに関連する報道も多く見られました。
報道で取り上げられる、かたくなに冷房を使いたがらない高齢者の姿を見て、
離れて暮らす親御さんのことを心配する方も多いと思います。
素直に冷房を使ってくれる方は良いですが、
「もったいない」「私は大丈夫」と
冷房を使いたがらない高齢のご家族がいる方は、いろいろと声をかけたりするでしょう。
しかし、冷房を使ってくれない場合、悩ましい思いをしている方も多いのではないでしょうか。
私の個人的な感想ですが、
このような頑固なお年寄りは、
家族がいくらエアコンを使って欲しいと訴えても、
自ら使うことはほぼ無いと思います。
もちろん、エアコンを推奨するように声がけをすることが大切ですが、
熱中症を予防するためにエアコン以外に受け入れてもらえる手段を提供するのも一考かと思います。
例えば、水分補給をこまめに行ってもらうことが重要です。
どうせ飲むのであれば、体に熱がたまっているので、
氷を使って冷たく冷えた飲み物を取って体を冷やしてもらうようお願いするのが良いでしょう。
その際には、カフェインの含まれていない麦茶などの飲み物を選んで欲しいと伝えるのが良いと思います。
場合によってはスポーツドリンクでも良いかもしれませんが、塩分や糖分の過剰摂取には注意が必要です。
また、昔は暑い夏に熱い飲み物を飲む方が体に良いと言われていましたが、
今でも熱いお茶を飲んでいる方がいるかもしれません。
いま飲んでいるものを確認することも大切です。
さらに、高齢者が一人暮らしの場合、大きなやかんでお茶を沸かして冷やして飲む作業は難しいと思います。
そのような場合は、通販などで安価に飲料水を購入し、ペットボトル入りのお茶などを送ってあげるのも良いでしょう。
「お茶を送ったから冷たく冷やして飲んでね」などと声をかければ、
会話のきっかけにもなりますし、お互いの健康状態の確認もできる一石二鳥だと思います。
また、アイスパックやアイスノン等も体温を下げるのに活用されると良いでしょう。
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