体温と柔軟性の低下した朝の冷え固まった身体をどうしよう

介護と健康

朝のあわただしい時間帯

忙しなく朝の用意をしている真っ最中に

ぎっくり腰や背筋を痛めてしまったという経験をお持ちの人も

多いのでは無いでしょうか?

睡眠中の身体というのは

当然のことながら活動量が落ちていますので

休息モードに入り心拍数も下がり体温も低下して

そのような状態で日中の活動による疲労やダメージを回復しています

特に冬などの気温が低い時はなおさらですが

比較的気温の低い朝の寝起きの際の身体の状態というのは体温が下がっているため

筋肉や関節も固くなりしなやかな動きが出来なくなっています

このような身体のコンディションで激しい動きをすれば

もちろん筋肉や関節に障害を引き起こしてしまうことは容易に想像できますが

スポーツの経験があまり無い方の場合はイメージしづらいと思います

意外と身体の状況がしなやかな動きができない状態という認識がなく

まだ室温も十分に上がっていない朝の室内で

慌ただしく冷えた身体をいきなり動かしてしまうと

ぎっくり腰などに襲われる場合があります

このような状態で引き起こされるぎっくり腰や背部痛などを予防するには

スポーツでいうところのウォーミングアップやストレッチなども有効なのでしょうが

なかなか一般的な日々の生活の中で朝の忙しい時間にウォーミングアップやストレッチの時間をわざわざ確保するのは難しいと思います

(ごく簡単なウォームアップとして、少しずつのんびりと身体の各部分を動かしてから布団を出るという朝の習慣をつけるのは良いことかもしれません)

ですので、朝の時間帯は、時間的に余裕のある生活をしていただき

ゆっくりとしたスローなペースで生活していただくことも非常に有効だと思います

このように睡眠中に固くなってしまった身体を少しずつ動かしながらしなやかな動きを取り戻すというのは

一般的にも多くの人が重要性を説いていますが、非常に手間がかかるので

継続して行うことや習慣化するまでは非常に手間がかかるのではないでしょうか

そこで、もう一つ視点を変えて

睡眠中の発汗によって失われた水分を補うことも同時に行えるように

下がっている体温をあげる目的で温かい飲み物を摂取する習慣をつけることで

睡眠中に冷えて固くなった体の柔軟性を回復させてみるのも良いのではないかと思います

朝の忙しい時間帯にわざわざストレッチや体操をするのは大変だと思いますが

ほんの少し朝の時間に余裕を作り朝目が覚めてからしばらくの時間を

温かい飲み物を用意し摂取して体温を上げるという活動に充ててもらえれば

知らず知らずのうちに少しずつ体を動かすことが出来ますし

少しずつ体も目覚めてくることでしょう 

体温を上げながら身体の各関節や筋肉も少しずつ動かしてしなやかさを取り戻すことができ

ぎっくり腰や背部痛など不意に襲ってくるトラブルを回避できる可能性が高くなります

このように、 睡眠中に体温が低下しそれに伴い筋肉や関節が硬くなり

しなやかな動きがしにくくなるというのは

冬だけの事象ではなく朝の身体には通年起こっていますので

(摂取する量や温度は変わってくると思いますが)

暖かい時期も有効だと思いますので

冬ばかりではなく、春以降の暖かい時期も継続していただきたいと思います

では温かい飲み物は何がいいのかということですが

目的は、水分補給を兼ねていますが

温かい飲み物を体内に取り入れて低下している体温を上げるためなので

正直なところお茶やコーヒー、スープやホットミルクなど何でもいいと思います

ヨガを楽しまれている方の中には

朝にコップ一杯の白湯を飲む習慣を大切にしている方もいらっしゃるようですが

今回の提案は水分補給と体温を上げるという目的なので

もちろん白湯でも構わないと思います

ほんの少し早起きして、温かい飲み物を取りながら

ゆっくりとした時間をちょっと豊かに過ごして1日のスタートを切ることで

ぎっくり腰や背部痛など不意に襲ってくるトラブルを回避できる可能性が高くなる

そんなのんびりした朝の時間を優雅に過ごしてみてはいかがでしょうか

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